こんばんは、心電図イラスト管理人のNABEです。
今回は、洞不全症候群(sick sinus syndrome:SSS)を数回に分けてご紹介したいと思います。
洞不全症候群は、Rubensteinの分類により、Ⅰ型(洞徐脈)、Ⅱ型(洞房ブロック、洞停止)、Ⅲ型(徐脈頻脈症候群)に分けられます。
その中でも今回は、Ⅰ型の洞徐脈について紹介します。
病態生理
洞徐脈は洞結節からの刺激発生頻度が低下したために心拍数が減少した状態となります。
診療上の意義は乏しいですが、運動に伴って心拍数が十分に上昇しないと息切れや倦怠感の原因にもなります。
また、マラソンなどスポーツをされている方は、スポーツ心臓と言われ徐脈になりやすい傾向にあります。
心電図所見
毎分50未満の心拍数となり、洞徐脈ではこれ以外には異常はありません。
治療方法
症状が特にない場合は、無治療または経過観察となります。
如何だったでしょうか?
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次回は、洞不全症候群のⅡ型でもある洞房ブロックについて紹介したいと思います。
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