ステーキハウス症候群とは!?【Youtube医療大学】

医療雑誌レビュー

こんにちは、Youtube医療大学管理人のNABEです。

こちらのブログではご無沙汰しております。

 

はじめに

今回から、医学雑誌で気になった記事や、私個人がおもしろいなと思った記事を定期的に書いていこうと思います。

医師、看護師、臨床検査技師、放射線技師、臨床工学技士、理学療法士の職種関係なしに紹介していこうと考えております。

なので、自分の職種以外のことでも興味を持って読んで頂ければと思います。

 

また、9月1日よりYoutubeの方も活動を始めました。

医師、看護師、臨床工学技士の3人をメインに運用していきます。

医療従事者ではない方々や学生さんにも理解しやすいように身体の構造についてや、治療方法についてなど、役割を分担して紹介していくつもりです。

チャンネルはこちらになりますので、ぜひチャンネル登録お願いします。

 

Youtube医療大学-Youtubeチャンネル

 

 

 

ステーキハウス症候群とは?

今回、気になった記事は、【総合診療 30巻8号】に提載されていた記事になります。

 

皆さん、【ステーキハウス症候群】という病気を聞いたことがありましたか?

私は記事を見るまでは知りませんでした。

私の周りの医療従事者の方も知らない方が多かったです。

 

【ステーキハウス症候群】とはどんな病気なのでしょうか?

 

ステーキハウス症候群の概要

ステーキハウス症候群とは、食べ物の塊(食塊)食道に詰まってしまったことをいいます。

えっ…そんなこと?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

この病気の名前の由来はその名の通り、ステーキをそのまま噛まずに飲み込んで詰まってしまったことからついています。

しかし、患者さんは胸痛を訴えて病院に来ることが多いようで、医療現場では心筋梗塞を疑うこともあるようです。

CTやMRIなどの検査をとって初めて診断されるとか…。

 

雑誌の画像は載せられないので、私がPowerPointで作成しました。

 

この赤の矢頭が食塊になります。

 

また、食事をしてから12時間以上経過していると、形成した潰瘍から食道穿孔を起こす危険性があります。

対応方法

ステーキハウス症候群は、緊急を要します。

診断にはCT、治療には内視鏡治療が必要になります。

内視鏡が可能な場合は、食堂内の食塊をネット鉗子などで回収することになります。

 

手技のオプションとして、食事から6時間以内であれば炭酸水を飲ませて食道を拡張します。

拡張したことにより、食塊が食道を通過することを狙います。

また、グルカゴン1mgをゆっくり投与することで、下部食道括約筋の収縮が弱まり、食塊が流れることがあります。

 

最後に

如何だったでしょうか?

最後にポイントをまとめたいと思います。

 

  • 【ステーキハウス症候群】とは食塊により食道閉塞を起こしたこと。

 

  • 治療方法は内視鏡による食塊の回収。

 

  • 6時間以内であれば炭酸水orグルカゴン投与。

 

 

また、定期的に医療雑誌の記事を書いていこうと思います。

書いて欲しい記事や、「この職種について書いて欲しい!」などの要望があれば、Twitterでコメントお願います。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 




コメント

タイトルとURLをコピーしました